2023年公開
監督:サム・ハーグレイブ
主演:クリス・ヘムズワース
原題:Extraction 2
あらすじ
重傷を負いオーストリアの山中の小屋で引退するタイラーを、謎の男が訪ねてくる。ダヴィットと結婚したタイラーの前妻ミアの妹ケトとその二人の子供を、刑務所から脱出させる仕事を依頼する…
首撃たれたのに生きてんのかい!
裏社会の傭兵タイラー・レイクが、誰かを救出するためにギャングどもをボコボコにする映画の第2弾
今作の任務は、ジョージアの刑務所からタイラーの前妻の妹ケトと二人の子を救出するというもの。
相変わらず前半のアクションシーンがエグい。前作もそうだったが今作でも乗り物乗って脱出し始めたとこから盛り上がる。シームレスでカメラワークが追っかける演出はやっぱカッコいい。
特に列車でのヘリ迎撃シーンなんか完全に2人称FPS。タイラーの立ち位置的にもプレイヤーキャラにしか見えなかった。意識してたりすんのかな?
2を観て気付いたのは、タイラー・レイクは家族を題材にした映画だということ。
- 父親から子供を守ろうとするケトと二人の子供であるニーナとサンドロ。
- 家族という繋がりを持つ今作の敵組織ナガジ
- そのナガジの父親と母親とで板挟みになるサンドロ
- ニックとヤズの姉弟
- タイラーとミアと亡くなった息子
- 抗争のために命を狙われる麻薬王の息子オヴィ
- 家族を守るために戦いの場へと赴くサジュ
あまり説明もなくバックグラウンドが不明な部分もあるが、家族の絆や後悔といった感情は伝わってくる。ヤズが死んで慟哭するニックは見てて辛いものがあったし、サンドロの短絡的な行動も理解はできた。そして道を誤らなくて良かった。
タイラーは亡くなった息子の真意を知ることができて、やっと救われた…かと思いきや、なんか続編がまたありそうな終わり方でワクワクしちゃうぞ!
あと敵組織のナガジのメンツが結構キャラが立ってる奴がちらほらいて見てて楽しかった。私の推しは巨体のお姉さんと斧持ってた巨漢のデブです。ゲームキャラみたいで