またデニーロかよっ!?

主にネトフリとアマプラ映画の感想駄文

イコライザー THE FINAL

The Equalizer 3

 

 2023年公開

 監督:アントワーン・フークア

 主演:デンゼル・ワシントン

 

 

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本編

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B673D13V/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 

 あらすじ
 元アメリカ国防情報局(DIA)の特殊工作員であったロバート・マッコールはイタリアのシチリア島にあるマフィアが経営するワイナリーを襲撃。目的の品を取り返したマッコールは撤収しようとするが、直前に殺害したマフィアのボスの幼い孫から銃弾を受ける。
 重傷を負ったマッコールはイタリア本島までたどり着くがナポリ近郊の田舎町で力尽き、車の中で意識を失っていたのを通りがかった地元の国家憲兵に属するジオに発見され、町で長年医者を務めてきたエンゾの元に運び込まれ治療を受ける…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 原点回帰を果たした

 人情系ハードボイルドの最終章

 

 

  悪党絶対ブチ殺すおじさん、ロバート・マッコールの活躍を描いたアクション・スリラー映画の3作目。

 

 

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 原点回帰を目指したのか、今作は1の時のような、前半に善良な人々との触れ合い、後半に悪党ぶちのめすシーンという流れとなっている。

 私的にこの流れに戻ってくれてすごく嬉しい。

 

 

 シンプルすぎない?ってほどにシンプルなストーリー、ゆったりとした落ち着いたテンポ、シチリア島の人々との温かな触れ合い、マッコールの円熟した雰囲気と少々の茶目っ気、ステレオタイプすぎる悪党、派手すぎないかわりに容赦もしない「仕事」のシーンなどなど…

 まあつまり、今作は(今作も)何も考えずに観られるアクション映画ってことだ。時間も1時間45分だから割とサクッと観られる。

 マッコールの善良さや人々との触れ合いで温かい気持ちになって、悪党を容赦無くぶちのめしてスカッと爽快な気分になる。これこそがイコライザーの醍醐味。

 

 

 デンゼル・ワシントンの演技が相変わらず素晴らしい。

 素でマッコールを演じてるって言われても信じちゃうほど知的で品がある。

 作中会話で「殺しをするように見えるか?」というセリフがあるが、とてもそうは思えないし、だからこそ殺しのシーンでその恐ろしさが見て取れる。

 

 

 ダコタ・ファニングが演じたヒロインのエマ・コリンズ。

 正直、あまりいる意味なかったかな?とも思ったが、マッコールが「違う世界の人間」であることを、視聴者に認識させるキャラだと気づいて考えを改めた。

 そんでラストにその正体が判明して思わず膝を打った。だから最初に電話をかけたのね。

 

 

 最終章にしては平凡な内容ってのもイコライザーらしくていい。が、それでも終わってしまうのは寂しい。

 ただワシントンが復帰を望むなら、監督は次回作を作ることに前向きとも言っている。期待していいのかしら?

 

 

 総評…サクッと観られて爽快感もあるアクション映画。ラスボスの最期が可哀想

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

ターミナル

The Terminal

 2004年公開

 監督:スティーヴン・スピルバーグ

 主演:トム・ハンクス

 

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あらすじ
 
 アメリカ・ニューヨーク、ジョン・F・ケネディ国際空港の国際線ロビー、入国手続きゲートで奇怪な缶詰を手にしたクラコウジア人のビクター・ナボルスキーは足止めされていた。彼の母国のクラコウジアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上クラコウジア政府が消滅。そのため、彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった。
アメリカに入国するために亡命・難民申請をすることもできず、かといって母国に引き返すこともできず、行き場を失ったビクターはJFK空港の国際線乗り継ぎロビー(乗客以外入れない制限区域)の中に留め置かれることになった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空港版キャスト・アウェイ

 

 別に空港であんなサバイバルするわけじゃないが、トム・ハンクス的にもシチュエーション的にも、どうしてもキャスト・アウェイが脳裏をよぎってしまった。

 キャスト・アウェイ名作なのでオススメ。

 

 

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 空港ターミナルに閉じ込められてしまった男と、ターミナル内の従業員との交流を描いた映画。

 

 

 まず空港に閉じ込められて、空港で生活するってストーリーが奇抜で斬新だと思った。

 主人公のモデルとなった人物がいるらしく、その人はパリの空港で18年も暮らしていたらしい。マーハン・カリミ・ナセリ。暮らしぶりはホームレスと大差なかったとのこと。

 

 

 それに比べると主人公のビクターは随分と恵まれてるってのがわかる。

衣食住はあるし、職だって見つけるし、客室乗務員とのロマンスだってあるし…そこまで苦労してるって感じはしなかった。

 それでも言葉が半分もわからない状態で、異国の空港に独りっきりで閉じ込められるってのは怖いし、クーデターのニュースを見て、ショックを受けるビクターの仕草が観てて辛かった。

 

 

 でも辛いのは序盤くらいで、あとは軽快なコメディシーンが多く、観てて楽しい。

 1番面白かったのは、ラウンジでのアメリアとの食事シーン。空港の職員仲間が一生懸命もてなすんだけど、所々雑なのが面白い。

 あと何気にアメリアのキャラが強くて面白かった。男がたくさん死ぬからナポレオン読むのが好きとか。

 

 

 ビクターの訪米の理由が割と渋くてよかった。意表を突きつつも妙にリアリティがあった。

 

 

 「待つ」ということをテーマにした作品。

 映画の主人公というものは解決不可能とされた問題でも、何かしら裏をついて打開するものだが、今作の主人公ビクターは問題を打開しようとはせずに、ひたすら耐えて待ち続けた。本当にただ待ち続けた。そこが見てて新鮮だった。まあ打開のしようもない問題なんだけども。

 否定したいわけじゃない。ビクターは周囲の人間に良い変化をもたらした。主人公の役割をしっかりと果たしている。

 だからこそラストの空港を出てゆくシーンでしっかりとカタルシスが生まれていた。それができていればどんな映画でも素晴らしい。

 

 

 グプタが身体を張って飛行機を止め、「故郷へ帰る」と言ったシーンはカッコよかった。自分が捕まってでもビクターを行かせようとしたグプタは漢。「アポはとってるか?」のセリフもニクい。

 

 

 スタンリー・トゥッチが演じたディクソン警備局主任。

 最後まで悪役に徹してたのが何気に良かった。同情できる部分もない嫌なやつだが、なんか憎めなかった。あと何かと食べてたり飲んだりしてる。

 

 

 この映画観て、無性にバーガーキングに行きたくなった。すんごい美味そうにバーガー食いやがって…

 

 

 総評…感動よりも笑いを楽しめて、サクッと観られる良作

 

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

少林寺三十六房

少林三十六房


 1978年公開

 監督:ラウ・カーリョン

 主演:リュー・チャーフィー

 

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あらすじ
 明が滅ぼされ、清の支配が進む広東。そこには鄭成功を旗頭に、明の復興(反清復明)を画策する漢民族の義士たちがいた。学生の身である劉裕徳は、通っていた私塾の師が反清復明運動の一員であったことから、自らも志願して運動に加わる。しかし、広東一帯を任された天達将軍と、その配下である張将軍と唐三要による執拗な反乱分子狩りによって私塾は摘発され、裕徳自身は逃れることができたものの、海産物問屋を営む父親ら家族は殺されてしまう。裕徳は学友と復讐のために武術が習えるという少林寺を目指すものの、道中で三要に見つかり、学友は殺された上に、自身も重傷を負う…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三十五房だけならワンチャンやれそうな気がする…

 

 いや、やっぱ無理だな。私の運動神経では。

 三十四以降なんて問題外だ。余裕で脇腹に刺さって死ぬ。

 

 

 クエンティン・タランティーノが大絶賛する本作は、少林寺を題材にした、復讐ものカンフー映画。やっぱ昔のカンフー映画は復讐のイメージが強いね。

 

 

 カンフー映画だが、素手よりも武器を使った戦いが多かった印象。これはこれで見栄えがあって楽しかったけど。

 

 

 主人公が少林寺に入門して、修行して、下山して、悪を懲らしめるという流れは、「少林寺木人拳」とほぼ同じだった。木人拳の時も思ったけど、カンフー映画少林寺の内部は、仰々しい設備や謎のギミックとかあってワクワクさせられる。

 

 

 カンフー映画は、このジャンル自体テンポがいいから、サクサク観られる。身も蓋もないがアクションメインだから、ストーリーとか人間関係とかほぼどうでも良かったりする。敵と味方が判別できればいいレベル。

 

 

 お楽しみ(?)の少林寺での修行シーン。

 もう観てるだけで辛い、というか痛い。気が緩んで流血するような修行が1番観てて辛い。血の描写がしっかりしてる分余計に辛い。

 でも1番辛そうだったのは、棒で鐘叩くやつと、頭突きかなあ。まあどれも辛いんだろうけどね。私がやったら途中で死ぬか脱走するかだな…

 

 

 1番面白かったのは、戒律院住持との一騎打ち。演じたリー・ホイサンの双刀の構えが最高にカッコいい!

 この戦いを経て、主人公サンダが専用武器・三節棍を手に入れるってのも熱い展開。何気に三節棍の戦い方初めて観た気がする。あんな動き方するんだな。

 

 

 この戦いがカッコよかっただけに、ラスボスであるティエン将軍との一騎打ちがあっけなかった(というか端折られた?)のが残念。というかサンダが下山してから、若干内容が尻すぼみになってった感もある。

 

 

 総評…カンフーアクション映画の代表作。これを観ればきっと三節棍が好きになる!

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

シザーハンズ

Edward Scissorhands

 

 

 1990年公開

 監督:ティム・バートン

 主演:ジョニー・デップ

 

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本編

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00G7UV0BK/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 

 

 あらすじ
 昔々、町外れの山の上の屋敷に孤独に暮らす老発明家がいた。屋敷の中で、全自動クッキー製造機などの数々の発明品を作り出した彼は、遂には、1人の人造人間を生み出し、エドワードと名付けて愛情をもって接する。エドワードは、ハサミを使って作った仮初の手を両手としていた。
 発明家はついに本物の人間と同じ形をした両手を作り出すが、それをエドワードに披露した矢先、急な発作を起こし、エドワードを一人残してこの世を去ってしまう。エドワードは、両手がハサミのまま、屋敷に1人残された…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスに観たい映画

 

 ホーム・アローンもいいけど、内容的にこちらもいい。

 ファンタジックな内容で切ない、大人が読むおとぎ話的な映画。まさにクリスマスにぴったりな映画…

 あれ?クリスマスに観る映画といえば…

 

doroeiga.hatenablog.com

 

 

 

 本作は両手がハサミの人造人間と少女の交流を描いた物語。

 名前自体は兼ねてから知ってはいたが、なぜか当初ホラー映画と勘違いしていた。エルム街の悪夢とごっちゃになってたのかも。

 

 

 兎にも角にもシザーハンズことエドワードのビジュアルが素晴らしい。この映画は殆どこれで成り立ってる。

 ボッサボサの髪、真っ白な顔に隈取、全身黒のボンテージ?ゴシックスーツにハサミの両手。…どうやったらこんなイカしたキャラクターが生まれるのか。

 さらにエドワードを演じたジョニー・デップの演技も素晴らしい。

 窄めた口元、不安そうに見開かれた目、両手を前にした独特の歩き方…エドワードが未完成で無垢な人造人間であることを表現した演技だと感じる。素晴らしい。

 それでいて笑うと可愛いんだもの、ずるいよ!

 

 

 発明家の屋敷とその発明品のビジュアルも素晴らしかった。まさにティム・バートン的な耽美でゴシックな世界観。

 発明家を演じたのはヴィンセント・プライス。ホラー映画のスターで今作が遺作とのこと。片方の口の端がひん曲がった笑顔が印象的だった。

 

 

 物語はエドワードとヒロインのキムとの交流がメインなのだが、キムの登場がやや遅く、あまり交流できていた印象がない。二人が、結構性急に距離が縮まった感じで少し違和感があった。

 どちらかというと、ペグの方が彼と長く関わっていたから、彼女との絆の方に共感を抱きがちだった。後半キムの方に焦点がいき、ペグの方がフェードアウト気味だったため、私的に観てて気持ちが宙ぶらりになってしまった。ほんの少しね。

 

 

 エドワードと対比させるためか、露骨に人間の醜さを描いていた。

街の住人たち。と言うかご近所さん?これがまた凄く不快で気色悪かった。身勝手で自らの利益しか考えてなくてすぐに掌を返すような連中。あの時代を象徴していたステレオタイプなのかしらね。

 そう考えると、最初のペグの行動も彼女らと同じ身勝手なものだったのかも…

 

 

 ヴィラン役のジム君。90年代特有の勧善懲悪的都合よく用意されたヴィラン。特に思い入れはないしどうでもいいけど、久々にあの手のヴィランを観たわ。

 

 

 エドワードを悪魔呼ばわりした女を観た瞬間、「ミスト」の宗教ババアを思い出した。話逸れるけど、あいつはマジで殺意しか湧かないほど嫌いなキャラだわ。

 

 

 何気にお巡りさんが良い人でよかった。本気でエドワードのことを心配してくれたんだね…

 

 

 

 総評…美しくも切ないファンタジー。ぜひクリスマスに観てほしい映画

 

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

シン・ウルトラマン

 

シン・ウルトラマン


 2022年公開

 監督:樋口真嗣

 主演:斎藤 工

 

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本編

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0BZXG66N4/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 あらすじ
 巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が出現し被害が発生している日本。
 政府は防災庁・禍威獣特設対策室(略称:禍特対(カトクタイ))を設立し禍威獣対策に当たっていた。そんな中、禍威獣ネロンガの出現時に謎の巨人が大気圏外から飛来し、これを撃退して去っていく。一方、巨人が飛来した際、逃げ遅れた子どもの保護にあたっていた禍特対の神永新二は、衝撃からその子をかばって死亡する。光の星から来た外星人であった巨人は、神永の自己犠牲を見て人類に興味を示し、神永と一体化する。そして、必要に応じて「ベーターカプセル」で巨人に戻りつつも、禍特対の一員として人類を理解していく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地球人類との接点が感じられない

 ウルトラマン

 

 

 ウルトラマンに殆ど触れたことのない私の感想になるけれど。

 

 

 人間が好きだとか興味があるといっておきながら、肝心の人間との接点があまり感じられない。ウルトラマン(リピア)の視線はほぼ全て禍特対に向けられ、それ以外の人類に向けられてないように見える。禍特対以外の人類を見ていない。一般人に目が向けられてないのだ。

 だからか、人間との接点をあまり感じられないなあと思ったり。

 

 

 人間を好きになるきっかけをきちんと丁寧に描写してほしかった。

 「子供を助けた神永を誤って死なせたために融合した」って場面、省略せずにもっと丁寧に描いてほしかったかな。初代のオマージュでも、私のような全く知らない人だっているんですよ。

 だからかヒーローゆえの慈愛や葛藤があまり伝わってこない。薄い。私的にはヒーローというより「未熟な正義感をかざす外星人」という風に見えた。

 うーん…ウルトラマン自体に変な期待を持ちすぎだったのかなあ…

 

 

 あと最後、結局リピアは死んじゃったのか?

 

 

 ウルトラマンの戦闘シーン、思いの外取っ組み合いが少なく、すぐにスペシウム光線やウルトラスラッシュ使ったりしてたから、戦い的に物足りなかったかも。

 怪獣や外星人のデザインはカッコいいし面白いものが多かった。

 

 

 会話シーンなどのカットが、独特のカメラアングルで印象に残った。

 

 

 神永を演じた斎藤工

 神秘的なウルトラマンにぴったりの素晴らしい演技だった。夢遊病的な声。ただ序盤の神永も同じ感じだったからそこは違いつけてほしかったかな。

 

 

 メフィラス星人を演じた山本耕史

 素晴らしい演技だった。あの胡散臭い笑顔は一度見たら忘れられない。そのおかげでメフィラス、悪党なのに憎めないやつになってしまった。あの後もちょくちょく地球に来て飲み屋でいっぱいやっててほしい。

 「好きな言葉」の反対を「嫌い」ではなく「苦手」と表現したのも良い。

 

 

 竹野内豊が演じた政府の男

 どう見ても赤坂です。本当にありがとうございました。

 

 

 総評…想像してたヒーロー像とは違ったウルトラマン

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

シン・ゴジラ:オルソ

SHIN GODZILLA:ORTHOchromatic

 

2016年公開(オルソ版は2023年配信)

監督:庵野秀明

主演:長谷川博己

 

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本編

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01MQU542F/ref=atv_dp_share_cu_r

 

オルソ版

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CWL2CHTQ/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 

 あらすじ
 11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で無人状態のプレジャーボートが発見された後、大量の水蒸気が噴出し、アクアトンネル構内では突然の浸水に走行中の車輌が巻き込まれる。政府は、熱源が海中で発見されたため、原因を海底火山の噴火か大規模な熱水噴出孔の発生と見て対応を進め、湾内を封鎖する。内閣官房副長官矢口蘭堂は、インターネット上の一般人による目撃報告や配信動画などから、いち早く事故の背景にある巨大生物の存在を推測するが、周囲はそれを一笑に付す。
 しかし、浮島沖海上で水蒸気煙が唐突に収束したのち、海面から出現した巨大生物の尻尾部分がテレビ報道されたことで、政府は対処方法を検討する。さらに自重で潰れるため上陸は不可能という専門家の意見とは裏腹に、巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上して蒲田に上陸し、街を破壊しながら北進を始める…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異色のようで王道のゴジラ映画

ただモノクロで見る必要性はあんま感じない

 

 どうせならモノクロで観ようとオルソ版を観た。

 うーん…やっぱシン・ゴジラはカラーで観たいかなってのが正直な感想。ゴジラのシーンは割と良かったけども。

 

 

 面白かったのはモノクロにすると、ゴジラが着ぐるみに見えたことだ。というかCGというのがわからず、全てが昔懐かしい昭和〜平成初期の特撮映画のように思えたのだ。

 蒲田での第一形態、カラーだと質感がCG臭かった(それが逆に恐ろしさを増してたけど)が、モノクロだとそれがわからず、却ってリアリティというか不気味さを醸し出していたように思う。

 

 

 爆発音や倒壊音、ゴジラの地響きなど昭和リスペクトな効果音もモノクロ映像に絶妙にマッチしていた。

 

 

 いやしかし、シン・ゴジラ。久々に観たがやっぱり面白い。

最新作、ゴジラ-1.0とは違った面白さだが、どちらも本筋は王道のゴジラだ。

 

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 監督が監督だけに、演出がエヴァンゲリオン

 特にヤシオリ作戦の関係各所の動きが「エヴァンゲリオン・序」のヤシマ作戦をどうしても想起してしまう。音楽も含めて。デン!デン!ドンドン!デン!デン…

 

 

 テンポのいい展開、メリハリのあるカット、読ませる気のない明朝体のフォント、終始漂う緊迫感、シリアスな場面に混ざり込むギャグ描写、関係各所のリアルな反応など見どころ満載。300名を超える人物のそれぞれにドラマがあり、まさに「日本対ゴジラ」というべき映画。

 

 

 序盤での閣僚たちの反応が面白い。現実味が薄すぎて他人事みたいな反応。

 「え!動くの!?」「…そりゃ生物だからなあ」

 

 

 今作のゴジラ

 詳しい誕生経緯が描かれていないこともあって、「突然現れた正体不明の怪物」感が半端ない。異色のゴジラ。格好良さというよりも不気味さが勝る。

 1番不気味だったのが放射熱線シーン。口の開き方がまるでプレデターで、発射時に眼球に黒い瞬膜がかかるのがどこか機械的に感じた。

 監督が監督だけに巨神兵っぽくもあるなとも思った。…空間曲げて空飛ぶんだろうか?

 

 

 主人公の矢口と赤坂の関係性も良かった。

 理想主義と現実主義の対比。矢口の行動や言動には共感するが、赤坂にも共感する部分がたくさんあった。アメリカへの核攻撃が決まった時の赤坂の表情がとても印象深かった。

 

 

 巨災対。キャラがみんな濃い。

 イチオシはやっぱ尾頭さん。あのキャラで最後の笑顔はずるいよ…

 

 

 個人的に好きなキャラ、花森防衛大臣

 超かっこいい。タバ作戦時の感情露わに拳を机に叩きつける場面が好き。本気で職務を全うしようとしてるのが感じられる。米軍による爆撃を複雑な表情で見つめる場面もいい。

 

 

 総評…ゴジラ映画の新たな傑作。ただこれはカラーで観た方がいいかな…

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ

ゴジラ-1.0

GODZILLA MINUS ONE

 

 2023年公開

 監督:山崎 貴

 主演:神木隆之介

 

 

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本編 

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CVTQ6YKV/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 

 あらすじ
 第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)。敷島浩一は特攻へ向かう途中で零戦が故障したと偽り、小笠原諸島に位置する大戸島の守備隊基地に着陸する。その日の夜、島の伝説で語り継がれる、全長15メートルほどの恐竜のような生物「呉爾羅(ゴジラ)」が基地を襲撃する…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴジラ映画」としてみると評価が分かれる作品

 

 とくに往年のゴジラファンの中には、今作があまり好きじゃないって方もいるのではないだろうか。

 というのも人間ドラマが多めでゴジラの登場(暴れる)シーンが少ないからだ。「人間なんてどうでもいいからとにかくゴジラが暴れてんの見せろ」っていう方は、今作を観て不満に思ったのではなかろうか。あくまで勝手な予想だけども。

 だが私的には最高のゴジラ映画だった。

 

 

 私は希少な、「ゴジラ映画の人間ドラマが好きな人間」だ。

 ゴジラ映画の人間ドラマはどんなに酷くてもそれなりに楽しめる。酷いと言われたKOMやゴジコンも余裕で楽しめたし。

 

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 昭和の評判悪い人間臭いゴジラの時なんか人間ドラマの方が好きなくらいだ。ちなみにお気に入りは怪獣総進撃と南海の大決闘。

 

 

 …話が逸れたが、そんな私が最高だと思わせるくらい人間ドラマが素晴らしかった。

この映画は「ゴジラ映画に付随する人間ドラマ」ではなく「人間ドラマという土台の上にゴジラが登場する」作品なのだ。

 

 

 そもそも舞台が「戦後、全てを失った日本」ってだけでストーリーが出来上がる。そして「逃げてしまった特攻隊の青年とゴジラとの因縁」が序盤でしっかり描かれているために、観てる側も主人公敷島に感情移入し、敷島の心の内も意図もなんとなく理解できるため、話もすんなりと入ってくる。主人公の敷島がちゃんとストーリーを動かしているのだ。その固められた土台にゴジラというアイドルが載せられるのだ。

 

 

 確かにゴジラの登場シーンは過去作品と比べても物足りない。が、その分登場した際のインパクトは絶大だ。

 今作のゴジラ。下半身どっしりで足がぶっとい。

その足で銀座を闊歩するシーンは大迫力だった。群衆を踏み潰したシーンは効果音も相まってトラウマになった人もいるのではなかろうか…。

 

 

 銀座を破壊するゴジラを実況するアナウンサーは初代オマージュだとすぐにわかった。…できれば初代のように「さようなら!さようなら!」って言って欲しかったかも。あと新生丸とゴジラの海での追っかけっこはジョーズのオマージュらしい。言われてみればそうかも。

 

 

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 そしてなんといっても熱線発射シーン。海外ファンがトレーラーで歓喜の声上げてたシーン。

 激鉄を上げてくように背鰭が徐々に上がってくのは最高にカッコ良かった。歴代でも1番好きな熱線シーンかもしれない。完全に砲撃だったもんなあ…

 

 

 厳密には違うが、ゴジラ映画お馴染みの人間側の秘密兵器があったのも良かった。

 震電。カッコいいじゃないの…。見た目が普通の戦闘機と違うから秘密兵器感が出てた。あと橘があの装置をつけてくれなかったら、多分敷島は失敗してたと思う。

 

 

 神木隆之介が演じた主人公敷島。

 情けなさ弱々しさが全面に出ていながら、確かな生への執着も感じさせる良い演技だったと思う。

 

 敷島はなんだかんだ言いながらも生きたいと願う人物だった。それは最初の特攻から逃げたシーンから見て取れる。引き金を引けなかったのも、典子たちと生活し出したのも生きたかったからだ。でなければすぐ自決したはず。

 こういう原始的な欲求はストーリーを動かす主人公に相応しい動機だ。そう考えるとストーリーもすんなり理解できる…ような気がする。

 

 

 佐々木蔵之介が演じた新生丸の船長、秋津 淸治。

 おせっかいだが頼り甲斐のある親父的存在…なんだけどなんというか随分と大仰な芝居がかった言い方なのが少し気になった。作りすぎてる声というか少し違和感。

 

 「誰かが貧乏くじ引かなきゃならねえんだ!」

 ↓

 ゴジラ出現

 ↓

 「…こりゃいくらなんでも無理だ…」

 

 ここ海外だと笑いがおこったシーンらしい。

 

 

 吉岡秀隆が演じた野田健治。

 温厚でいかにも博士といった風貌だが、海神作戦の説明時の目を見開いて力説するシーンは、ゴジラを葬るという執念と狂気を感じた。

 出撃時の演説が素晴らしかった。穏やかで真の通った声だから尚更響くものがあった。

 

 

 安藤サクラが演じた太田澄子

 「火垂るの墓」のおばさん的な人かと思いきや…もう好感度がVの字回復だった。

 

 

 総評…賛否は分かれるが気になったら一度は観てほしいかも…

 

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!

 ではまた明日〜ノシ