2015年公開
監督:リドリー・スコット
主演:マット・デイモン
あらすじ
宇宙飛行士のマーク・ワトニーは火星への有人探査計画であるアレス3に、植物学者としてクルーとして参加する。宇宙船ヘルメス号で火星に到着したワトニーらクルー達6名は、地表を探査任務中、大砂嵐に襲われた。
彼等は全ミッションを放棄して火星からの退避を決めてロケットへ向かうが、その最中に折れたアンテナがワトニーを直撃する。指揮官のメリッサ・ルイスとクルーたちは、現状と環境をシステムから計算した結果、ワトニーが死んだと判断して火星衛星軌道上のヘルメス号へ戻り、地球への帰還のため出発してしまう。
ところが、ワトニーは生存していた。火星に一人取り残されてしまったことを知った彼は、残されたわずかな物資を使って生き延びようとする…
ジャガイモが食べたくなる映画
じゃがバターならぬ、じゃがケチャ。意外とありかも。
火星に一人取り残された主人公が、助けが来るまで生き延びようとするSFサバイバル映画。
思いの外テンポがよく、開始10分くらいでサバイバルがスタートする。
なんやかんやで地球側でもマークが生きてると知り、救出計画を練ることとなる。
こういうシチュだと利権や陰謀で足を引っ張ったり、自己中心的な独断で走る奴が出てきがちだが、本作ではそういった人物は一切いなかった。
マークを助けるために全世界が協力するという光の救出映画。純粋に観てて気持ちがよかった。
ジェフ・ダニエルズ演じるテディ長官も慎重ってだけで救出に否定的ではなかったし
マット・デイモン演じる主人公のマーク。
精神、肉体、知性ともに高水準で、火星という過酷な環境にも関わらず難なくサバイバル生活を繰り広げるもんだから、あまり緊迫感が感じられない。
どちらかというと笑える場面が多かった気がする。水作ろうとして吹っ飛ぶシーンとか。
応援したくなるキャラというよりは、こいつならきっとやってくれるだろってキャラ。全くインターステラーの時とは大違いだな。マット・デイモン
序盤の応急処置シーンは見てて痛々しかった。真空中、宇宙服に突き刺さってもかろうじて大丈夫なんだな。
デヴィット・ボウイの「スターマン」がかかるタイミングが最高!火星、地球側とそれぞれ準備するあのシーン好き。