またデニーロかよっ!?

主にネトフリとアマプラ映画の感想駄文

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

Godzilla: King of the Monsters

 

 2019年公開

 監督:マイケル・ドハティ

 主演:カイル・チャンドラー

 

 

youtu.be

 

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 あらすじ
 怪獣の研究・保護を目的とする秘密機関モナーク機関の基地を武装集団が襲撃。研究者のエマ・ラッセル博士と娘のマディソンが拉致される事件が発生する。モナークの芹沢は、拉致の原因はエマが研究を進めていたオルカ装置にあるとにらむ。それは怪獣と共鳴する音を発生させ、怪獣を操ることをも可能にする危険な装置だった。芹沢はかつてエマと共同でオルカ装置を研究し、夫でもあったマーク・ラッセルに助けを求める…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪獣シーンだけに限れば

モンスターバース史上

最高傑作のゴジラ映画

 

 

 いわゆる「VS世代」のファンの心を鷲掴みにした作品。

 

 

 兎にも角にも、怪獣の登場およびバトルシーンが最高に面白い。

一枚一枚が印象に残るキメのカットばかりな上に、観たいと思う画を最高のタイミング(と最高の音楽)で出してくる。

 何よりも監督の狂おしいほどの怪獣愛が感じられた。

 

 

 

 陸海空と怪獣たちがダイナミックに戦い、予想もしないような動きを見せてくれる。怪獣たちは恐ろしいが、ほどよくコミカルで人間臭い動きも見せてくれるから愛着も湧く。ラドンとかギドラの左首とか。

 

 

 一方、散々言われてる人間ドラマについては、個人的にそんなに気にならなかった。

 ストーリーはまあ単純だし、アルゴのメンツはそれぞれキャラ立ってて良かったし、メカニックとかもカッコよかったから満足…とまではいかず及第点ってとこ。

 エマの行動についてもしっかり後悔するシーンや贖罪のシーンもあったからまあいいかなって感じ。

 というかこの一家揃って勝手なことばっかやってる。ついでに今回の人類サイドはみんな余計なことばっかやってる。まあそうじゃないと話は盛り上がんないけど。

 

 

 海底の古代遺跡でゴジラ捜索という短いながらもアドベンチャー要素があった。「ゴジラ」って書いてあったけど古代にもうカタカナが!?

 

 

 芹沢博士の退場は残念だった。もっともっと活躍するシーン観たかったのに…着ていた防護服はX星人または怪獣総進撃の宇宙服っぽかったな。最後のセリフが日本語ってのが痺れたな。

 

 

 今作のゴジラ

 ギャレゴジの頃よりもなんか若々しくなったイメージ。熱戦がビーム状になってる。ここぞというときにヒーローみたいにやってくる。終盤のマディソンの表情のわかりみがやばい。

 まさかのバーニングゴジラまで出しちゃう!?欲を言えば、そこは全体放射じゃなくウラニウム熱戦使って欲しかったかも…

  ゴジラのテーマをがっつり使ってくれてありがとう監督。

 

 

 キングギドラ

 強い。超強い。歴代ギドラの中で多分1番手強かったのでは?

 引力光線、全体放電、再生、嵐を巻き起こす、と多彩な能力持ち。あと飛ぶ時、絶対不可思議な力で飛んでる。ナウシカ巨神兵みたいな感じで。絶対翼の羽ばたきだけで飛んでない。

 それぞれ首に個性がある。リーダーの真ん中首、ケンカっ早い右首、おとぼけ左首…って感じ。かわいい

 

 

 ラドン

 こいつがビジュアル的に1番恐ろしかった。燃えてる翼ってのがカッコいい。街上空を飛ぶシルエットは「空の大怪獣ラドン」のオマージュ…だっけか?

 食われたパイロットはドハティ監督。ネット上ではゴマすりクソバードていう哀れな呼称がついてる。だがモスラを襲ったお前は許さん。

 

 

 モスラ

 蛾だと思ったら天使だった。海底で休眠状態のゴジラに呼びかけるシーンなんか完全に天使だった。ゴジラモスラは良い仲説…私的にはアリです。

 

 

 劇中よく分からなかったけど、幼虫はシャクトリムシみたいな見た目なのね。なんか日本産より強そう。序盤のシーンはちょっとショッキング。一応殺しはしてないっぽいけど。

 

 

 天使成虫のモスラ

 終盤で全体像が出たが、最初見た目気持ち悪いって思った。足とかが特に。でも見慣れてくると女性的で美しい。日本版の可愛いモコモコぬいぐるみとは違って、美しいのよ。あと鳴き声が可愛い。

 倒れたゴジラに寄り添う(というか乗っかる)シーンが健気でいい。でも足が尖っててちょっと痛そう。

 

 

 

総評…怪獣だけに限れば大満足の映画。贅沢とすら思える…怪獣だけに限れば