1987年 公開
監督:ブライアン・デ・パルマ
主演:ケビン・コスナー
まずこの映画のオープニングだけでも観てほしい
超カッコいいよね
本編
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あらすじ
1920年代から30年代初期の禁酒法は闇酒場を横行させ、アル・カポネをボスとする犯罪組織は酒の密造とカナダからの密輸により莫大な利益をあげていた。地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちが市民への殺人も厭わない状況に、政府はアメリカ第三の大都会であるシカゴへ財務省のエリオット・ネスを派遣する。
禁酒法持代のアメリカ・シカゴを舞台に、正義のためにギャングのボスであるアル・カポネを逮捕しようとするアメリカ合衆国財務省捜査官たちのチーム「アンタッチャブル」の戦いの日々を描いた実録映画。
まずオープニング神。演出も音楽も最高。これだけで初見の人70%くらいが興味を持つであろうほどに神。
「ゴッドファーザー」以来のギャング映画の名作とかアマプラで謳われていたから、同じような陰惨で暗くハードなギャング抗争ものと思っていたのに、いざ観てみると、巨悪によって腐り切った街で、正義感の強い主人公が個性的な仲間を集めて巨悪をぶっ飛ばすという勧善懲悪のストーリーだった。所々陰惨なシーンあったり、死亡シーンもあるけど「ゴッドファーザー」と比べるとそこまで生々しい感じはしない。
ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、そしてロバート・デ・ニーロとキャストが今見ると超豪華すぎる。
ジム・マローンを演じたショーン・コネリーは第60回アカデミー賞で最優秀助演男優賞とのこと。飄々としてて老獪で尚且つ激情も併せ持った演技で受賞も納得いくものだった。
アンディ・ガルシア演じるジョージ・ストーン。軽薄かと思ったらそんなこともなく、真面目で素直で頼りになるナイスガイ。シカゴ・ユニオン駅での銃撃戦での活躍は最高だった。
そしてアル・カポネ演じるロバート・デ・ニーロ。出演時間はそんなでもないのに存在感がすごすぎる。会合での粛清シーンがインパクト大。野球しようぜ!お前ボールな!
作品のカメラワークやショットも面白いものがあった。マローンの家に賊が忍び込むシーンの一人称視点でのショットとか。
音楽が良すぎる。エンニオ・モリコーネ。下手するとシーンを食っちゃうくらい素晴らしい音楽だった。オープニングも良いがエンディングテーマも素晴らしい。
「大いに飲むさ」