2024年公開
監督:ブラッド・ペイトン
主演:ジェニファー・ロペス
あらすじ
AI(人工知能)が人間の生活に溶け込み、社会に欠かせない存在になった近未来。優秀だが人間もAIも信用していない孤高のデータアナリストのアトラス・シェパードは、過去に彼女と因縁があり、人類に反旗を翻したAI「ハーラン」を捕らえるためのミッションに参加する。
しかし、その作戦途中にアクシデントが生じ、ある惑星に不時着してしまう。そこでさらなる問題に直面したアトラスに残された唯一の道は、AIの「スミス」を信用して手を組むことだった…
※ネタバレ注意
映画版タイタンフォール
※タイタンフォールの映画ではない
トレーラーの時点で散々タイタンフォールと言われ、本作を観た人のレビューもタイタンフォールで埋め尽くされるであろう、ジェニファー・ロペス制作・主演のSFロボットアドベンチャー映画。
タイタンフォールをよく知らないから、トレーラーやプレイ動画を予習して本作を視聴したが確かにこれタイタンフォールだわ。ロボットが降下する、ロボットが意志を持ってる、ロボットvs歩兵とか。ロストプラネットっていう声もあったが、とにかくその手のゲームを連想させる、激熱ロボットSF映画だ。
作中登場のロボット、アークがとにかく素晴らしい。
登場ロボットはパワードスーツぐらいの大きさが1番好き。フロントミッションのヴァンツァーとか、ハルクバスターくらいのね。
そいつらがトランスフォーマーの如く機敏に動き、殴ったり、銃撃ったり、ミサイルランチャー撃ったり…個人的にもうちょい重量感欲しかったけどそれでも大満足。
ロボット好きは絶対観るべき映画
敵はブレードランナーのレプリカントみたいなAIロボットたち。見た目人間だから、ロボットの相手として見栄えするかなーと思ってたら、異形の足つきがいたり、戦闘ロボットのようなマシンもいて、見応えはあった。
当初はロボットアクションだけに期待していたが、ストーリーもなかなか面白かった。AIの反乱というシンプルさながら、その原因が主人公にあったという説明も割と理屈が通っていて、主人公の過度なAI嫌いも納得がいった。期待してなかった分、楽しめて儲けた感じ。
この映画はロボットSFであり、主人公アトラス(最初アトラスってロボットの名前だと思ってた…)と搭乗したアークのAI、スミスの異種族同士のバディものだ。
こういう人間と異種族(モンスターとかロボットとか)のバディものは結構好き。何となく「アイ・ロボット」のスプーナーとサニーの関係を思わせた。
アークのAIがみんな可愛い。反応が人間すぎる。中盤以降のスミスとアトラスのやりとりが面白い
「パイとケーキなら?」「…何それ?」
そんで異種族バディものによくある別れの時。涙ながらに自分の好きなものを告げてくアトラス…切ない。
そしてラストはあれ、回収できたってことでいいのかな?何であれ本当に良かった…
今作のラスボス、ハーマンを演じたシム・リウ。
登場シーンそこまで多くないのに存在感があった。機械のような無機質な笑みが印象的。
最終決戦。できればアークVSアークで見たかったな。AIがアーク乗る意味はないんだけどさ。
総評…ロボット好きなら見て損はない迫力満点のSF映画!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた明日〜ノシ