2023年公開
監督:アントワーン・フークア
主演:デンゼル・ワシントン
本編
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B673D13V/ref=atv_dp_share_cu_r
あらすじ
元アメリカ国防情報局(DIA)の特殊工作員であったロバート・マッコールはイタリアのシチリア島にあるマフィアが経営するワイナリーを襲撃。目的の品を取り返したマッコールは撤収しようとするが、直前に殺害したマフィアのボスの幼い孫から銃弾を受ける。
重傷を負ったマッコールはイタリア本島までたどり着くがナポリ近郊の田舎町で力尽き、車の中で意識を失っていたのを通りがかった地元の国家憲兵に属するジオに発見され、町で長年医者を務めてきたエンゾの元に運び込まれ治療を受ける…
原点回帰を果たした
人情系ハードボイルドの最終章
悪党絶対ブチ殺すおじさん、ロバート・マッコールの活躍を描いたアクション・スリラー映画の3作目。
1
2
原点回帰を目指したのか、今作は1の時のような、前半に善良な人々との触れ合い、後半に悪党ぶちのめすシーンという流れとなっている。
私的にこの流れに戻ってくれてすごく嬉しい。
シンプルすぎない?ってほどにシンプルなストーリー、ゆったりとした落ち着いたテンポ、シチリア島の人々との温かな触れ合い、マッコールの円熟した雰囲気と少々の茶目っ気、ステレオタイプすぎる悪党、派手すぎないかわりに容赦もしない「仕事」のシーンなどなど…
まあつまり、今作は(今作も)何も考えずに観られるアクション映画ってことだ。時間も1時間45分だから割とサクッと観られる。
マッコールの善良さや人々との触れ合いで温かい気持ちになって、悪党を容赦無くぶちのめしてスカッと爽快な気分になる。これこそがイコライザーの醍醐味。
デンゼル・ワシントンの演技が相変わらず素晴らしい。
素でマッコールを演じてるって言われても信じちゃうほど知的で品がある。
作中会話で「殺しをするように見えるか?」というセリフがあるが、とてもそうは思えないし、だからこそ殺しのシーンでその恐ろしさが見て取れる。
ダコタ・ファニングが演じたヒロインのエマ・コリンズ。
正直、あまりいる意味なかったかな?とも思ったが、マッコールが「違う世界の人間」であることを、視聴者に認識させるキャラだと気づいて考えを改めた。
そんでラストにその正体が判明して思わず膝を打った。だから最初に電話をかけたのね。
最終章にしては平凡な内容ってのもイコライザーらしくていい。が、それでも終わってしまうのは寂しい。
ただワシントンが復帰を望むなら、監督は次回作を作ることに前向きとも言っている。期待していいのかしら?
総評…サクッと観られて爽快感もあるアクション映画。ラスボスの最期が可哀想
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた明日〜ノシ