2015年公開
監督:ジョージ・ミラー
主演:トム・ハーディ
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B014QLLJO4/ref=atv_dp_share_cu_r
あらすじ
砂漠化し荒廃したウェイストランド(荒野)で、元警官マックスは、過去に救えなかった命の幻覚と幻聴に煩わされ、狂気に侵されているのは世界なのか自身なのか曖昧になる中、生存本能にだけ突き動かされV8インターセプターを駆る。
流浪の途上で暴徒らの襲撃に遭い捕縛され、シタデルという砦に連行されたマックスは、インターセプターを奪われた上に身体を拘束され、環境汚染からの疾病を患う住人に供血利用される。そこではイモータン・ジョーを首領とした独自教義を持つ好戦的な集団の支配のもと、潤沢な地下水(アクア・コーラ)と農作物栽培を牛耳ることで成り立っている独裁社会が築かれていた…
ぶっ飛んでいながらも硬派でストイック
これぞマッドマックスの世界
観よう観ようと思って、後回しになってた怒りのデス・ロードをようやく鑑賞。1から順に観てゆくはずだったのに、結局2とサンダードームは未視聴。まあ予想通り、こっから観ても全然問題なかった(だが過去3作とは繋がっている設定)むしろデスロードしか知らないって人も結構いると思う。
この2つもいずれちゃんと観よう。アマプラにあるうちに。
初代
そして、満を持して(?)のデス・ロード。
SF的な架空世界でありながら、その説明はほぼなく、登場人物のセリフも多くはない。この映画ほとんどのシーンが、異形の車両と車両によるカーチェイスだ。そこで繰り広げられる戦いと駆け引き、あっさりとした幕引き、そして謎を残したまま多くを語らないエンド…
マッドマックスシリーズがすでに大成功しているにも関わらず、初代と変わらない硬派でストイックな作品だったのが何よりも素晴らしかった。他のアクションと比べても異質な映画だと思っている。もちろん良い意味で。
車両と車両のバトルがとにかく面白い。
無骨に繋ぎ合わせたようなゴテゴテの車両、爆発、横転、粉砕破壊とド派手な展開。火炎放射、チェーンソー、棒付き爆弾、火を噴くギター、その他車両につけられた面白ギミックの数々。
この作品こそ頭空っぽで楽しむべきだろう。スカッとすること間違いなしだ。
主人公マックスがあまり主人公っぽくない。
あまり前に出ず、口数も少なく際立った活躍もない。幻覚の詳細も語られないまま(やはり2とサンダードーム観た方がイイのか?)だからなんというか主人公の存在感がない。
むしろフュリオサが主人公っぽかった。フュリオサめっさカッコいい。
坊主頭に黒いグリースを塗ったビジュアルに、左手が無骨な義手というそれだけでキャラが立ってたもんね。もっとはっちゃけたキャラかと思ってたら、冷静な指揮官って感じでそれも良かった。
セリフもなく、マックスとの連携が自然と出来上がっているのが良かった。こういう演出もいいね。
イモータン・ジョー。
こいつもカッコいい。あの見た目だけで優勝だよホントに。だが特に自ら戦うでもなく、意外とあっさりとした終わり方だったのがちょっと残念だったかも。それでもラスボスとしての存在感ありまくりだったから満足だったけど。
その他キャラで個人的に良かったって思えるのが、ニュークス、というかウォーボーイズ。マッドマックスの敵というと悪辣なチンピラ(それこそネタ元である北斗の拳のモヒカンども)ってイメージだったが、ウォーボーイはジョーを崇拝し、死をも恐れず敵を討とうとする兵士だ。そしてそこに喜びと幸福を見出している。
彼らはジョーに利用されてるだけで、決して根っからの邪悪な存在ではない。そう思うとどこか憎めない存在になってしまった。それに奴ら、戦ってる最中、ジョーにいいとこ見せようと子供のような純粋な笑顔を見せるんだもん。可愛らしいじゃないの。
あと湿地帯にいた生き物、あれなんだよ…棒で移動する人間?人間なの?
総評…ストレス溜まったらマッドマックスを観てスカッとしよう!
…ところで怒りのデス・ロードを鑑賞したので、明日のブログは"アレ"の感想となります。あー観るの楽しみ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた明日〜ノシ