1978年公開
監督:ラウ・カーリョン
主演:リュー・チャーフィー
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あらすじ
明が滅ぼされ、清の支配が進む広東。そこには鄭成功を旗頭に、明の復興(反清復明)を画策する漢民族の義士たちがいた。学生の身である劉裕徳は、通っていた私塾の師が反清復明運動の一員であったことから、自らも志願して運動に加わる。しかし、広東一帯を任された天達将軍と、その配下である張将軍と唐三要による執拗な反乱分子狩りによって私塾は摘発され、裕徳自身は逃れることができたものの、海産物問屋を営む父親ら家族は殺されてしまう。裕徳は学友と復讐のために武術が習えるという少林寺を目指すものの、道中で三要に見つかり、学友は殺された上に、自身も重傷を負う…
三十五房だけならワンチャンやれそうな気がする…
いや、やっぱ無理だな。私の運動神経では。
三十四以降なんて問題外だ。余裕で脇腹に刺さって死ぬ。
クエンティン・タランティーノが大絶賛する本作は、少林寺を題材にした、復讐ものカンフー映画。やっぱ昔のカンフー映画は復讐のイメージが強いね。
カンフー映画だが、素手よりも武器を使った戦いが多かった印象。これはこれで見栄えがあって楽しかったけど。
主人公が少林寺に入門して、修行して、下山して、悪を懲らしめるという流れは、「少林寺木人拳」とほぼ同じだった。木人拳の時も思ったけど、カンフー映画の少林寺の内部は、仰々しい設備や謎のギミックとかあってワクワクさせられる。
カンフー映画は、このジャンル自体テンポがいいから、サクサク観られる。身も蓋もないがアクションメインだから、ストーリーとか人間関係とかほぼどうでも良かったりする。敵と味方が判別できればいいレベル。
お楽しみ(?)の少林寺での修行シーン。
もう観てるだけで辛い、というか痛い。気が緩んで流血するような修行が1番観てて辛い。血の描写がしっかりしてる分余計に辛い。
でも1番辛そうだったのは、棒で鐘叩くやつと、頭突きかなあ。まあどれも辛いんだろうけどね。私がやったら途中で死ぬか脱走するかだな…
1番面白かったのは、戒律院住持との一騎打ち。演じたリー・ホイサンの双刀の構えが最高にカッコいい!
この戦いを経て、主人公サンダが専用武器・三節棍を手に入れるってのも熱い展開。何気に三節棍の戦い方初めて観た気がする。あんな動き方するんだな。
この戦いがカッコよかっただけに、ラスボスであるティエン将軍との一騎打ちがあっけなかった(というか端折られた?)のが残念。というかサンダが下山してから、若干内容が尻すぼみになってった感もある。
総評…カンフーアクション映画の代表作。これを観ればきっと三節棍が好きになる!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた明日〜ノシ